妊娠の症状や兆候と体験談
妊娠したことは、まず月経の遅れで気がつくケースが多い。
周期が規則正しい場合には、月経が1週間遅れた時点で妊娠5週目に入っていることになる。
疑わしいときは、なるべく早期に診察を受けた方がよい。
早期の診察は、不注意による早産をさけ、薬やX線などから胎児を守ることもできる。
子宮外妊娠などの異常妊娠も早期に発見できるかもしれない。
いずれにしろ、母体への影響を最小限に食い止めることができる。
兆候と検査
妊娠したことはまず、月経の遅れで気づく場合が多い。
月経周期が規則正しい場合には、月経が1週間遅れた時点で妊娠5週目に入っていることになる。
つわりの症状や乳房の張りなどで気づくこともある。
疑わしいときはなるべく早く検査を受ける方がよい。
検査内容は、問診として初潮の年齢や月経周期、本人や夫の遺伝病やアレルギーの有無などを尋ねられる。
また、尿検査や、超音波断層法なども行われる。
つわり
つわりとは、妊婦の5割から8割が経験する消化器系の症状。
悪阻と書く。
妊娠506週くらいからはじまり12016週頃までにはおさまるのが一般的。
嘔吐を繰り返すため、げっそりとやせたり、精神的なストレスにみまわれることもある。
原因としては「ホルモンの内分泌の失調」や「自律神経の失調」などの説があげられており、特にこの2つの説が有力。
定期検診
定期検診は27週目までは4週に1回の割合で行う。
28週目からは2週に1回に増えるが毎回欠かさず受けることが重要である。
妊娠にはリスクがつきものだが、特に高齢出産の場合は通常の出産よりもリスクがあるため、異常の早期発見につとめることが大切である。
検査内容は、内心、外心、超音波断層法、体重測定、血圧測定などを行う。
羊水検査
羊水検査は、妊娠14016週に経腹的に羊水を採取し、含有する胎児の細胞の染色体を分析して検査する。
採取量は12015ml程度。
染色体異常についてかなり確実な診断がつくが、採取の際に用いる細い針で子宮に傷を付け、破水、流産といったトラブルが起こる可能性も否めない。
確率的には300人に1人程度ではあるが、リスクが伴うことに覚悟が必要。
内診
医師が片手を腟内にいれて、もう一方の手をおなかの上にのせ、子宮を両手で挟み込むようにして、子宮の大きさや形状、かたさ、位置、卵巣や卵管の異常の有無を調べる検査のことを内診という。
主に産婦人科で行われる。
また、腟鏡を使って、子宮の色の変化や腟の状態を調べる検査もある。
定期検診には内診のほかに、超音波断層法や体重測定、血圧測定などが含まれる。